《理論》〈電磁気〉[H26:問2]真空中における静電気の性質に関する空欄穴埋問題

【問題】

【難易度】★☆☆☆☆(易しい)

次の文章は,静電気に関する記述である。

図のように真空中において,負に帯電した帯電体\(\mathrm {A}\)を,帯電していない絶縁された導体\(\mathrm {B}\)に近づけると,導体\(\mathrm {B}\)と帯電体\(\mathrm {A}\)に近い側の表面\(\mathrm {c}\)付近に\(\fbox {  (ア)  }\)の電荷が現れ,それと反対側の表面\(\mathrm {d}\)付近に\(\fbox {  (イ)  }\)の電荷が現れる。

この現象を\(\fbox {  (ウ)  }\)という。

上記の記述中の空白箇所(ア),(イ)及び(ウ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

\[
\begin{array}{cccl}
& (ア) & (イ) &  (ウ) \\
\hline
(1) & 正 & 負 & 静電遮へい \\
\hline
(2) & 負 & 正 & 静電誘導 \\
\hline
(3) & 負 & 正 & 分 極 \\
\hline
(4) & 負 & 正 & 静電遮へい \\
\hline
(5) & 正 & 負 & 静電誘導 \\
\hline
\end{array}
\]

【ワンポイント解説】

静電誘導のメカニズムに関する問題ですが,(ア)と(イ)は絶対に間違えてはいけない設問です。電荷は異符号だと引き寄せられ,同符号だと離れます。

【解答】

解答:(5)
(ア)
 負の電荷に引き寄せられるのはの電荷です。

(イ)
 負の電荷から離れるのはの電荷です。

(ウ)
 本現象は静電誘導と言います。