《法規》〈電気施設管理〉[H26:問8]油入変圧器における絶縁油の劣化に関する空欄穴埋問題

【問題】

【難易度】★★★☆☆(普通)

次の文章は,油入変圧器における絶縁油の劣化についての記述である。

a.自家用需要家が絶縁油の保守,点検のために行う試験には,\(\fbox {  (ア)  }\)試験及び酸価度試験が一般的に実施されている。

b.絶縁油,特に変圧器油は,使用中に次第に劣化して酸価が上がり,\(\fbox {  (イ)  }\)や耐圧が下がるなどの諸性能が低下し,ついには泥状のスラッジができるようになる。

c.変圧器油劣化の主原因は,油と接触する\(\fbox {  (ウ)  }\)が油中に溶け込み,その中の酸素による酸化であって,この酸化反応は変圧器の運転による\(\fbox {  (エ)  }\)の上昇によって特に促進される。そのほか,金属,絶縁ワニス,光線なども酸化を促進し,劣化生成物のうちにも反応を促進するものが数多くある。

上記の記述中の空白箇所(ア),(イ),(ウ)及び(エ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

\[
\begin{array}{ccccc}
& (ア) & (イ) & (ウ) & (エ) \\
\hline
(1) & 絶縁耐力 & 抵抗率 & 空 気 & 温 度 \\
\hline
(2) & 濃 度 & 熱伝導率 & 絶縁物 & 温 度 \\
\hline
(3) & 絶縁耐力 & 熱伝導率 & 空 気 & 湿 度 \\
\hline
(4) & 絶縁抵抗 & 濃 度 & 絶縁物 & 温 度 \\
\hline
(5) & 濃 度 & 抵抗率 & 空 気 & 湿 度 \\
\hline
\end{array}
\]

【ワンポイント解説】

油入変圧器の保守に関する問題です。実務で扱っている方であれば易しい問題となると思います。絶縁耐力試験は非常に重要な内容となります。

【解答】

解答:(1)
(ア)
 絶縁油の保守,点検のために行う試験は,絶縁耐力試験と酸価度試験が一般に実施されています。

(イ)
 絶縁油は,使用中の部分放電や局部過熱により分解され,ガスが発生し,絶縁油に溶け込みます。これにより,絶縁油自体の抵抗率が下がります。

(ウ)
 変圧器油は空気中の酸素により酸化され,劣化します。

(エ)
 酸化反応は絶縁油の温度上昇により促進されます。