電験三種では,あらゆる問題で三角関数が登場します。例えば理論科目の交流回路,電力計算,変圧器・電動機の負荷特性・損失計算などです。
三角関数を理解するには,三角比の理解が不可欠です。
そこで今回は,三角比について丁寧に解説します。
この解説を読むべき人
以下の問題が難しい方は,計算でお困りだと思います。大丈夫です。丁寧に解説します。
- \( \ \sin 30^\circ \ \)はいくつか
- \( \ \cos 45^\circ \ \)はいくつか
- \( \ \cos \displaystyle \frac{ \pi }{ 3 } \ \)はいくつか
- \( \ \tan \theta = 1 \ \)のとき,\( \ \theta \ \)はいくつか。弧度法で答えよ。
三角比解説シリーズ全体像
三角比を\( \ 6 \ \)つのページに分けて解説します。
・三角比① 三角比とは何か。斜辺・底辺・高さの定義から詳しく解説
・三角比② サイン・コサイン・タンジェントとは?筆記体を使わない覚え方を紹介
・三角比③ 三角比の使い方。斜辺が分かれば,高さと底辺を計算できる
・三角比④ 特別な直角三角形を紹介 \( \ \sin 30^\circ \ \),\( \ \cos 45^\circ \ \)はいくつ?納得の導出方法を解説
・三角比⑤ 弧度法とは何か。度数法との違い,考え方
・三角比⑥ 単位円とは何か。単位円における\( \ \sin \ \),\( \ \cos \ \),\( \ \tan \ \)の意味