電験王へようこそ!

電験王へようこそ!

「電験王」とは

電験王は,エンジニアやビジネスマンのみなさんに向け,電気主任技術者試験(通称電験)三種,二種,一種の「完全制覇」を目指すべく開設した過去問解説サイトです。

ここに掲載している過去問解説は,私が自分自身の受験経験をもとに一から作成しました。できるだけ受験生の立場に立ち,受験生がわかるように作ったつもりです。全て無料で公開しています。

サイトを開設した経緯

電験は三種でも合格率が10%以下の難関と言われています。確かに内容は広範囲で試験勉強の時間も必要ですが,計画的に取り組めば決して合格できない資格ではありません。

むしろ合格に立ちはだかるのは,働きながら試験勉強に取り組まなければならないというタイムマネジメント,メンタルコントロールの難しさなのではないかと私は思います。

仕事を抱えながら,わずかな休みや睡眠時間をを削ってコツコツ学習していくことは,体力的にも精神的にも容易ではないですよね。社会人が資格試験に合格するには,短時間で効率よく学習していくことが重要。そして,そのために外せないのが過去問研究です。

ところが,電験の教材は三種>二種>一種とどんどん少なくかつ一冊あたりの価格も上がっていき,しかも参考書の誤字脱字も多くなっていきます。私自身,良い参考書が見つからないため,十分な過去問研究ができず苦しめられてきました。結局本屋さんではなかなか良い参考書が見つからず,通信教育や動画教材等にも手をつけ,気がついてみると結構な出費をしていることがわかりました。

このような苦しみを味わっているのは私だけではないだろうと思い,それならば自分がこれまで行ってきた過去問研究をもとに,少しでも役に立つような情報を発信していきたいと本サイトの開設を考えたのです。

このように決して簡単とは言い難い電験ですが,近年は電力自由化に伴い電気主任技術者の需要は高まっています。合格すれば就職にも有利になり,社内でも一目置かれる存在となるでしょう。

実際私自身も,電験を取得したことにより転職を比較的スムーズにすることができました。転職先でも電気主任技術者が不足していたため,私の発言は非常に重要視され,あっという間に管理職に昇進することにもなりました。

就職難と言われる時代ですが,電験のように有意義な資格を持っていると需要と供給のバランスが入れ替わり,企業が候補者を選ぶ立場から,就職希望者が企業を選ぶ立場へ逆転するという夢のような話が現実になります。ぜひ,このサイトを活用して合格を勝ち取ってください。

はじめて受験される方は,電験の勉強方法についてもご参照下さい。

電験の勉強方法について

どうやって勉強したらいいのか
電験を勉強しようと思うのだけれど,どうやって勉強したら良いのでしょうか?という質問をよく受けます。

「サイトを開設した経緯」にも述べた通り,効率的な勉強をする際に必要なのはまず過去問研究です。どのような内容の問題がどのような形で出題されるのかを知ることが合格への第一歩となります。また,電験においても他の資格同様過去問の類題が出題されることは少なくありません。「敵を倒すには,まず敵を知ること。」それが合格への最短ルートになります。

どの科目から始めるか

次によくある質問は,どの科目から勉強したら良いでしょうか?という質問です。

4科目はそれぞれ独立した科目であるため,勉強する順番に特に決まりはありませんが,よくあるのは,参考書の1ページ目の理論から始め,試験日が近づいても予想以上に勉強が進まず諦めてしまうというパターンです。実体験として,理論はページ数はそれほど多くないのですが,計算に時間がかかるためページが最も進まないという印象があります。

これから勉強を始めようとする方は,個人的には法規→理論→電力→機械の順にまずは過去問1~2年分のみを勉強することをおすすめします。理由としては,全体概要がつかめるということと,法規と理論が電力や機械の基礎となるためです。

その後,時間の許す限り他年度の過去問を解いてみて下さい。そして1回目で理解できなくても,何度も繰り返し勉強して下さい。2回目3回目と繰り返していくと,以前わからなかった内容が徐々に理解できるようになっていきます。そうやって気が付くと参考書に書いてある内容を一通り理解していて合格圏内にいると思います。

仕事と勉強がうまく両立できない

3つ目によくある質問が,仕事が忙しいのですが合格できますか?という質問です。

仕事が忙しいからと言い訳をする人がいますが,電験を合格するほとんどの方は仕事を真面目に取り組むタイプの方で忙しい中時間を見つけて勉強されます。そもそもそういう意識の高い方でなければわざわざ電験を受験しようとは思わないでしょう。

その中で大事になるのは,隙間時間を見つけることからだと思います。朝起きて出勤するまで,電車に乗っている時間,出勤して始業まで,昼休み,帰宅して寝るまで,少しだけでも良いので取り入れてみて下さい。

私の場合は夜はすぐ眠くなってしまうので,朝起きて出勤するまでの10~20分を勉強時間にあてていました。当初,仕事が気になって勉強できないのではとか朝から疲れてしまうのではと心配していましたが,不思議なことに朝から頭を動かすからか勉強が仕事の準備運動のようにになり,明らかに他の人より朝から仕事がはかどるという相乗効果を生み出すことになりました。あとは,休日と試験直前に少し勉強量を増やせば十分合格圏内に入れるものと思います。

また,電験には科目保留制度もあるため,一年で一発合格する必要もありません。一発合格しても複数年合格でも同じ電験保有者であり,そこに一切優劣は存在しません。一回ダメでも,続ければ良いのです。さらに言えば,電験を取得していても取得していなくてもその中で蓄積された幅広い知識や勉強の習慣は,決してマイナスにはならないと思います。

電験の道は「まず始めること,そして受かるまで続け,さらには受かっても続けること」だと私は思います。



記事下のシェアタイトル