《電力》〈変電〉[R4上:問7]過電流継電器の各種限時特性と動作時間の関係に関する空欄穴埋問題

【問題】

【難易度】★★☆☆☆(やや易しい)

図に示す過電流継電器の各種限時特性(ア)~(エ)に対する名称の組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

\[
\begin{array}{ccccc}
& (ア) & (イ) & (ウ) & (エ) \\
\hline
(1) &  反限時特性  &  反限時定限時特性  &  定限時特性  &  瞬時特性  \\
\hline
(2) &  反限時定限時特性  &  反限時特性  &  定限時特性  &  瞬時特性  \\
\hline
(3) &  反限時特性  &  定限時特性  &  瞬時特性  &  反限時定限時特性  \\
\hline
(4) &  定限時特性  &  反限時定限時特性  &  反限時特性  &  瞬時特性  \\
\hline
(5) &  反限時定限時特性  &  反限時特性  &  瞬時特性  &  定限時特性  \\
\hline
\end{array}
\]

【ワンポイント解説】

過電流継電器の特性に関する問題です。
これらの特性は一度覚えてしまえば忘れにくい内容です。したがって,ここで覚えてしまいましょう。
実際の過電流継電器については,これらの特性を組み合わせたような特性を持つように整定されることが多く,さらには上位の継電器との保護協調も考慮して動作感度が整定されますので,その都度現場でも勉強するようにして下さい。

1.過電流継電器の限時特性
①反限時特性
 電流値と動作時間が反比例にある特性です。電流値が大きくなればなるほど早く動作します。

②定限時特性
 電流の大きさに関係なく,一定時間で動作する特性です。

③反限時定限時特性
 電流の小さい時は反限時特性,電流が大きくなると定限時特性となる特性です。

④瞬時特性
 動作時間がほとんどなく瞬時に動作する特性です。

【解答】

解答:(1)
(ア)
 電流値が小さいときは動作時間が長く,電流値が大きくなるほど動作時間が短くなっていく反比例の特性を描いているので、反限時特性となります。

(イ)
 動作電流倍数が\( \ 6 \ \)ぐらいまでは反限時特性,それ以上の場合はほぼ一定時間で動作する定限時特性なので,反限時定限時特性となります。

(ウ)
 電流値に関係なく約\( \ 2 \ \mathrm {[s]} \ \)で動作する特性なので,定限時特性となります。

(エ)
 電流値に関係なく瞬時に動作する特性なので,瞬時特性となります。