《電力》〈送電〉[H29:問9]架空送電に関する空欄穴埋問題

【問題】

【難易度】★★★☆☆(普通)

次の文章は,架空送電に関する記述である。
鉄塔などの支持物に電線を固定する場合,電線と支持物は絶縁する必要がある。その絶縁体として代表的なものに懸垂がいしがあり,\(\fbox {  (ア)  }\)に応じて連結数が決定される。
送電線への雷の直撃を避けるために設置される\(\fbox {  (イ)  }\)を架空地線という。架空地線に直撃雷があった場合,鉄塔から電線への逆フラッシオーバを起こすことがある。これを防止するために,鉄塔の\(\fbox {  (ウ)  }\)を小さくする対策がとられている。
発電所や変電所などの架空電線の引込口や引出口には避雷器が設置される。避雷器に用いられる酸化亜鉛素子は\(\fbox {  (エ)  }\)抵抗特性を有し,雷サージなどの異常電圧から機器を保護する。

上記の記述中の空白箇所(ア),(イ),(ウ)及び(エ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

【ワンポイント解説】

図1に示すように,架空地線は送電線の上部に設けて雷が送電線に落ちないようにするもの,懸垂がいしは鉄塔と送電線を絶縁するもの,避雷器は送電線の過電圧を放電して,機器や線路を保護するものです。避雷器に用いられる酸化亜鉛素子は図2に示すような非線形抵抗特性を持ちます。

【解答】

解答:(1)
(ア)
がいしは,電線と支持物を絶縁するために設けられ,送電電圧に応じて,連結数が変わります。

(イ)
架空地線は雷が送電線より落ちやすいように,裸電線で,鉄塔の上部に接続されています。

(ウ)
鉄塔の接地抵抗を小さくすることで,送電線側よりも大地へ電流が流れやすくなります。

(エ)
ワンポイント解説の通り,酸化亜鉛素子は非線形抵抗特性を有します。