《電力》〈配電〉[R2:問13]大口需要家で適用されるスポットネットワーク方式に関する空欄穴埋問題

【問題】

【難易度】★★★☆☆(普通)

次の文章は,スポットネットワーク方式に関する記述である。

スポットネットワーク方式は,\( \ 22 \ \mathrm {kV} \ \)又は\( \ 33 \ \mathrm {kV} \ \)の特別高圧地中配電系統から\( \ 2 \ \)回線以上で受電する方式の一つであり,負荷密度が極めて高い都心部の高層ビルや大規模工場などの大口需要家の受電設備に適用される信頼度の高い方式である。

スポットネットワーク方式の一般的な受電系統構成を特別高圧地中配電系統側から順に並べると,\( \ \fbox {  (ア)  } \ \)・\( \ \fbox {  (イ)  } \ \)・\( \ \fbox {  (ウ)  } \ \)・\( \ \fbox {  (エ)  } \ \)・\( \ \fbox {  (オ)  } \ \)となる。

上記の記述中の空白箇所(ア)~(オ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

\[
\begin{array}{cccccc}
& (ア) & (イ) & (ウ) & (エ) & (オ) \\
\hline
(1) & 断路器 & {\displaystyle ネットワーク}\atop {\displaystyle 母線} & {\displaystyle プロテクタ}\atop {\displaystyle 遮断器} & {\displaystyle プロテクタ}\atop {\displaystyle ヒューズ} & {\displaystyle ネットワーク}\atop {\displaystyle 変圧器} \\
\hline
(2) & {\displaystyle ネットワーク}\atop {\displaystyle 母線} & {\displaystyle ネットワーク}\atop {\displaystyle 変圧器} & {\displaystyle プロテクタ}\atop {\displaystyle ヒューズ} & {\displaystyle プロテクタ}\atop {\displaystyle 遮断器} & 断路器 \\
\hline
(3) & {\displaystyle プロテクタ}\atop {\displaystyle 遮断器} & {\displaystyle プロテクタ}\atop {\displaystyle ヒューズ} & {\displaystyle ネットワーク}\atop {\displaystyle 変圧器} & {\displaystyle ネットワーク}\atop {\displaystyle 母線} & 断路器 \\
\hline
(4) & 断路器 & {\displaystyle プロテクタ}\atop {\displaystyle 遮断器} & {\displaystyle プロテクタ}\atop {\displaystyle ヒューズ} & {\displaystyle ネットワーク}\atop {\displaystyle 変圧器} & {\displaystyle ネットワーク}\atop {\displaystyle 母線} \\
\hline
(5) & 断路器 & {\displaystyle ネットワーク}\atop {\displaystyle 変圧器} & {\displaystyle プロテクタ}\atop {\displaystyle ヒューズ} & {\displaystyle プロテクタ}\atop {\displaystyle 遮断器} & {\displaystyle ネットワーク}\atop {\displaystyle 母線} \\
\hline
\end{array}
\]

【ワンポイント解説】

スポットネットワーク方式に関する問題です。
樹枝状方式やループ方式,レギュラーネットワーク方式等のある中,(なぜか?)最も出題されやすいのがスポットネットワーク方式です。機器の配置や名称も重要ですが,スポットネットワーク方式の特徴もきちんと押さえておきましょう。

1.スポットネットワーク方式
スポットネットワーク方式は図1のような系統で構成され,以下のような特徴があります。
①信頼性が高い
②常時稼働率を高めることができる
③電圧変動率が小さい。
④負荷増設が容易。
⑤ネットワーク母線に高信頼度が求められる。
⑥プロテクタ遮断器でやや複雑なインタロック回路を構成する必要がある。

【解答】

解答:(5)
(ア)
ワンポイント解説「1.スポットネットワーク方式」図1の通り,最も配電系統側に設置されるのは断路器です。

(イ)
ワンポイント解説「1.スポットネットワーク方式」図1の通り,断路器の次にはネットワーク変圧器が配置されます。

(ウ)
ワンポイント解説「1.スポットネットワーク方式」図1の通り,ネットワーク変圧器の次にはプロテクタヒューズが配置されます。

(エ)
ワンポイント解説「1.スポットネットワーク方式」図1の通り,プロテクタヒューズの次にはプロテクタ遮断器が配置されます。プロテクタヒューズと合わせてネットワークプロテクタと呼ばれることも覚えておきましょう。

(オ)
ワンポイント解説「1.スポットネットワーク方式」図1の通り,プロテクタ遮断器の次にネットワーク母線が配置されます。ネットワーク母線から各負荷に電力が供給されます。