《電力》〈配電〉[H26:問13]高圧架空配電系統を構成する機材とその特徴に関する論説問題

【問題】

【難易度】★★★☆☆(普通)

高圧架空配電系統を構成する機材とその特徴に関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

(1) 柱上変圧器は,鉄心に低損失材料の方向性けい素鋼板やアモルファス材を使用したものが実用化されている。

(2) 鋼板組立柱は,山間部や狭あい場所など搬入困難な場所などに使用されている。

(3) 電線は,一般に銅又はアルミが使用され,感電死傷事故防止の観点から,原則として絶縁電線である。

(4) 避雷器は,特性要素を内蔵した構造が一般的で,保護対象機器にできるだけ接近して取り付けると有効である。

(5) 区分開閉器は,一般に気中形,真空形があり,主に事故電流の遮断に使用されている。

【ワンポイント解説】

変圧器の鉄心材料や電線の導電材料等を総合的な知識を問う問題となっています。

【解答】

解答:(5)
(1):正しい
柱上変圧器は,強磁性体で低損失のけい素鋼やアモルファス合金が使用されます。

(2):正しい
問題文の通り,運搬が困難な箇所には鋼板組立柱が使用されます。

(3):正しい
電線は,導電性・可とう性・加工性・引張強度・価格等の観点から,銅やアルミが採用され,一般的に感電死傷事故防止のため,絶縁電線が使用されます。

(4):正しい
避雷器は非線形特性をもつ酸化亜鉛(ZnO)形が一般的に用いられており,保護対象機器にできるだけ近く設置します。

(5):誤り
区分開閉器は作業等をする際に負荷電流を遮断するもので,事故電流を遮断することはできません。