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【問題】
【難易度】★★★☆☆(普通)
発電所の最大出力が 40000 [kW] で最大使用水量が 20 [m3/s] ,有効容量 360000 [m3] の調整池を有する水力発電所がある。河川流量が 10 [m3/s] 一定である時期に,河川の全流量を発電に利用して図のような発電を毎日行った。毎朝満水になる 8 時から発電を開始し,調整池の有効容量の水を使い切る x 時まで発電を行い,その後は発電を停止して翌日に備えて貯水のみをする運転パターンである。次の(a)及び(b)の問に答えよ。
ただし,発電所出力 [kW] は使用水量 [m3/s] のみに比例するものとし,その他の要素にはよらないものとする。

(a) 運転を終了する時刻 x として,最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
(1) 19 時 (2) 20 時 (3) 21 時 (4) 22 時 (5) 23 時
(b) 図に示す出力 P [kW] の値として,最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
(1) 20000 (2) 22000 (3) 24000 (4) 26000 (5) 28000
【ワンポイント解説】
特に難しい公式を使用することなく,計算力と読解力が求められる問題と言えます。公式が必要のないこの14点は合否を分ける大きなポイントとなります。確実に問題文を読解して解けるようにしましょう。
【解答】
(a)解答:(4)
題意より, x 時で水を使い切り, 10 [m3/s] 一定で翌朝 8 時に満水の 360000 [m3] になる。一時間当たりの貯水量 S [m3/h] は,
S=10×3600=36000 [m3/h]
T=36000036000=10 [h]
(b)解答:(4)
(a)及び問題図より, P [kW] で 4 時間, 16000 [kW] で 1 時間, 40000 [kW] で 9 時間運転することになる。
1日の発電電力量 W は河川流量である 10 [m3/s] で 24 時間運転した場合と等しいので,
W=40000×1020×24=480000 [kW⋅h]
480000=P×4+16000×1+40000×9=4P+376000P=26000 [kW]