《電力》〈配電〉[H27:問5]分散型電源の配電系統連系に関する論説問題

【問題】

【難易度】★★☆☆☆(やや易しい)

(1) 分散型電源からの逆潮流による系統電圧の上昇を抑制するために,受電点の力率は系統側から見て進み力率となる。

(2) 分散型電源からの逆潮流等により他の低圧需要家の電圧が適正値を維持できない場合は,ステップ式自動電圧調整器(SVR)を設置する等の対策が必要になることがある。

(3) 比較的大容量の分散型電源を連系する場合は,専用線による連系や負荷分割等配電系統制の増強が必要となることがある。

(4) 太陽光発電や燃料電池発電等の電源は,電力変換装置を用いて電力系統に連系されるため,高調波電流の流出を抑制するフィルタ等の設置が必要になることがある。

(5) 大規模太陽光発電等の分散型電源が連系した場合,配電用変電所に設置されている変圧器に逆向きの潮流が増加し,配電線の電圧が上昇する場合がある。

【ワンポイント解説】

太陽光発電等の分散型電源が増加しているので,近年出題は多くなっている分野です。類題の再出題も予想されるので,正しい選択肢の内容もよく理解しましょう。

【解答】

解答:(1)
(1):誤り
一般的に夜間等の軽負荷を除き,受電点の力率は系統側から見て遅れ力率となります。したがって,分散型電源を接続しても,受電点の力率を進み力率とはしません。

(2):正しい
問題文の通りです。

(3):正しい
問題文の通りです。

(4):正しい
太陽光や燃料電池発電等は直流で発電されるため,電力変換の際に高調波が発生します。そのため,必要に応じてフィルタ等の設置をします。

(5):正しい
問題文の通りです。